革のソファを長年使用していると、ひび割れが発生したり、破れてしまう部分が出てきます。
座り心地が悪くなり、新しいソファを購入しようと考えている人も多いのではないでしょうか。
新しいソファを検討する前に、まずは革の張り替えを試してください。
この記事では、革ソファの張り替え費用や、メリットとデメリットについて解説します。
革を使用したソファの張り替えとは
ソファの張り替えとは、ソファ表面の革を新しく取り替えることです。
革は長年使用すると劣化して、表面にひび割れや破れが発生してしまいます。
革が劣化すると座り心地も、見た目にもよくないため、多くの人が革の張り替えをしています。
また、ソファ内部に使用されているウレタン(スポンジ)が劣化している場合は、ウレタンの交換や補充も同時におこなうことが多いです。
革のソファの張り替えをするには、修理業者へソファを持ち込むか発送します。
革のソファの張り替えは、納期が3~4週間ほどかかるのが一般的です。
ソファの革の張り替えはいくらかかる?
ソファの革の張り替えは、手間がかかるため高額になるケースが多いです。
本革を使用した場合の、張り替え費用の目安は以下の通りです。
- 一人掛けソファ:約150,000円
- 二人掛けソファ:約300,000円
- 三人掛けソファ:約400,000円
合皮を使用すれば、およそ3~4割ほど安価に張り替えできます。
ただし、ソファの状態や、ウレタン補充の有無によっても金額が変わります。
正確な修理料金を把握したい場合は、修理業者に見積り依頼を出してください。
革のソファを張り替えるメリット
革のソファを張り替えると、愛着のあるソファを使い続けられるだけでなく、新品同様の質感になります。
ここでは、革のソファを張り替えるメリットを解説します。
新品同様の質感で使用できる
革のソファを張り替えると、新品の革に交換されるため、新品同様の質感になります。
内部のウレタンがヘタレている場合は、ウレタンが補充されるので、張りのある座り心地が戻るでしょう。
また、内部のウレタンの硬さを変更できる修理業者もあります。
ふんわりした座り心地にしたいのであれば軟らかいウレタンに、腰痛を持っているのであれば硬めのウレタンに変更など、希望に合わせて選んでください。
愛着のあるソファを捨てずにすむ
革のソファを張り替えれば、廃棄することなく末永く使用可能です。
ソファは長年使用するものなので、さまざまな思い出が詰まっています。愛着あるソファを廃棄せずに済むことは、張り替えの大きなメリットといえるでしょう。
購入価格が高くないソファだったとしても、愛着があり捨てられないのであれば、張り替えを繰り返して一生ものにしてください。
革のソファを張り替えるデメリット
革のソファの張り替えは、安くない費用がかかり、座り心地が変わる可能性があります。
ここでは、革のソファを張り替えるデメリットを紹介します。
安くない費用がかかる
革のソファの張り替えを検討している人にとって、費用は大きな懸念材料になるでしょう。
一人掛けのソファでも10万円以上の修理代金が発生するためです。
本革は材料費自体が高く、そこに作業員の人件費がかかってくるため、修理費用が高くなるのは仕方のないことです。
安価に張り替えをするのであれば、本革ではなく合皮を使用すると費用を抑えられます。
近年は合皮の品質が上がっていて、本革と区別がつかないレベルのものもあります。
修理前に革のサンプルを送ってくれる修理業者もあるため、事前に確認してください。
また、ソファすべての革を張り替えるのではなく、痛みが激しい部分だけの張り替えに対応している業者もあります。
一部だけの張り替えであれば、材料費も手間も抑えられるため、安価に張り替えできるでしょう。
また、新品を購入するよりは、張り替え修理の方が安くなるケースがほとんどです。
座り心地が変わる可能性がある
革のソファの張り替えは、革が変わるため座り心地も変化する可能性があります。
革は使用するにつれて軟らかくなるため、新品の革はまだ馴染んでおらず硬めの座り心地です。
また、内部のウレタンも違うものと交換する場合は、硬さが変化する可能性があります。
ソファの張り替えは、基本的に座り心地が変わるものだと認識しておきましょう。
ソファの革の張り替えは自分でできる?
革のソファの張り替えは、自分でできないことはありませんが、とても大変です。
革のソファの張り替えをするには、まず以下の道具を集めましょう。
- 革の生地
- タッカー
- ハサミ
- 定規
- ペンチ
- レザークラフトミシン
張り替え用の生地は、Amazonや楽天市場などのECサイトで購入できます。
その他の道具も基本的にインターネットで購入できるでしょう。また、ホームセンターで販売されているものもあります。
ウレタンがヘタレている場合は、ウレタン専門店のRe-SOFAで購入可能です。
硬いものから軟らかいものまで、さまざまな種類があるため、お気軽にお問い合わせください。
材料と道具が揃ったら、以下の手順で張り替えてください。
- 古い生地を剥がす
- 古い生地を型にして、新しい生地をカットする
- ウレタンがヘタレていたら補充または交換する
- 革の生地を被せる
- タッカーで固定する
文字にすると5ステップで張り替えが完了しますが、実際の作業はかなりの重労働です。
DIYに自信がない人は、最初から修理業者に依頼するといいでしょう。
まとめ
革のソファの張り替えとは、古くなったソファの革を、新品に取り換える作業です。
革のソファの張り替え費用は、おおむね以下の通りです。
- 一人掛けソファ:約150,000円
- 二人掛けソファ:約300,000円
- 三人掛けソファ:約400,000円
革のソファを張り替えると、新品同様の質感になり、末永く使い続けられます。愛着のあるソファを捨てずに済むので、思い出が増えていくでしょう。
ただし、ソファの張り替えは高額な費用がかかることがネックです。革が新品になり、座り心地が変わる可能性も頭に入れておいてください。
Re-SOFAでは、ソファ内部に使用されているウレタンを販売しています。ファスナー式のクッションであれば、簡単にウレタンを交換できます。
さまざまな硬さのウレタンを取り揃えているため、ウレタン交換をご希望の方はお気軽にご連絡ください。
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