ソファベッドは、昼間から夜まで長時間使用するため、劣化が早く、ウレタン交換が必要になります。
ソファベッドのウレタンを選ぶ際に、さまざまな種類があり、どれを選んだらいいか分からない人も多いです。
この記事では、ソファベッド用ウレタンの選び方や、おすすめのウレタンを紹介します。
好みの軟らかさのウレタンを見つけられるので、ぜひ最後までご覧ください。
ソファベッドに使用されるウレタンとは?
ソファベッドの芯材には、ウレタンが使用されています。
ウレタンとは、2種類の主原料を発泡させて作られるポリマー(プラスチック)です。
ソファベッド以外にも、体操マットや台所用スポンジ・住宅の断熱材など、さまざまな場所で活用されています。
ウレタンは、ソファベッドの座り心地を大きく左右します。
ウレタンには厚さや硬さ、触った感触が異なるなど、さまざまな種類があるためです。
好みのウレタンを見つけることが、快適なソファベッドに繋がります。
ソファベッド用ウレタンの失敗しない選び方
ソファベッド用ウレタンは、硬さと厚さが重要です。
ここでは、ソファベッド用ウレタンの失敗しない選び方を解説します。
硬さ
ソファベッドに使用されるウレタンは、大きく沈み込む軟らかなものから、ほとんど沈み込まない硬いものまで、多くの種類があります。
基本的に硬さは、自分の好みで選んで問題ありません。
柔らかめが好きな人は、もっとも柔らかく沈み込みやすいウレタンNo.1がおすすめです。
硬めが好きな人は、密度が高く沈み込みが少ないラバーウレタンNo.R2がおすすめです。
ウレタンの硬さは、基本的に密度で決まります。
密度が高いウレタンは、原材料を多く使用するため、価格が高くなります。
安価にウレタンを購入したい場合は、柔らかいウレタンを選ぶといいでしょう。
厚さ
ウレタンは座った時に、底付き感のない厚さを選ぶことが大切です。
薄すぎるとソファベッドのフレームの感触が身体に伝わり、痛みを感じる可能性があります。
底付き感があるかは、ウレタンの硬さに左右されるため、〇cmの厚みがあれば大丈夫という基準はありません。
硬さごとの目安として、以下の厚みを参考にしてください。
- 柔らかいウレタン:厚さ10cm以上
- 中間のウレタン:厚さ7cm以上
- 硬いウレタン:厚さ5cm以上
底付き感をなくすには、ウレタンの厚さを増やすだけでなく、硬いチップウレタンとの2層品にする方法もあります。
チップウレタンとは、ウレタンの端材をバラバラにしてから固めたリサイクル品です。
一般的なウレタンよりも硬いため、ウレタンとの2層にすると底付き感を軽減できます。
ソファベッド用ウレタンのへたりを軽減する方法
ウレタンは材料を発泡させて製造するため、内部に無数の気泡が存在しています。
この気泡が繰り返しの加重により変形して、最終的には元の形に戻らなくなり、へたりが発生します。
ウレタンは長年使用すると必ずへたってしまいますが、以下の方法で軽減可能です。
密度の高いウレタンを使用する
密度の高いウレタンは、気泡が小さく変形しにくいため、へたりを抑えられます。
密度が低く軟らかいウレタンは、気泡が大きいため変形する割合も大きくなり、へたりやすいです。
へたりにくさを重視してウレタンを選ぶのであれば、密度が高く、硬いウレタンを選ぶといいでしょう。
る位置を定期的に変更する
ウレタンの変形がへたりの原因なので、座る位置を変えて加重を分散させればへたりを軽減可能です。
人間は毎日同じ行動をするものですが、意識して座る位置を変えてみてください。
また、ソファベッドの上で立ったり、膝立ちをすると一点に負荷が集中して、へたりやすくなるので避けてください。
ソファベッド用のおすすめウレタン
ソファベッド用ウレタンは、ラバーウレタンやチップウレタンがおすすめです。
ここでは、ソファベッド用のおすすめウレタンを紹介します。
ラバーウレタンNo.R2+チップウレタンNo.T2
硬めのラバーウレタンNo.R2と硬いチップウレタンNo.T2の2層品です。
ラバーウレタンNo.R2は、密度が高いためへたりにくいことが特徴です。
また、しっとりした座り心地があり、高級ソファの材料としても使用されています。
ラバーウレタンNo.R1+チップウレタンNo.T2
ラバーウレタンNo.R2よりも少し軟らかいNo.R1と、硬いチップウレタンNo.T2の2層品です。
普通の硬さのソファベッドが好みの人におすすめです。
ラバーウレタンNo.R1は、密度が高いためへたりにくく、長期間に渡り愛用可能です。
ラバーウレタンNo.R1が適度に沈み込み、チップウレタンNo.T2が受け止めるような寝心地になります。
ウレタンNo.1+チップウレタンNo.T2
もっとも軟らかいウレタンNo.1と、チップウレタンNo.T2の2層品です。
ウレタンNo.1は体重をかけると大きく沈み込みますが、硬いチップウレタンがあるため底付き感はありません。
軟らかいウレタンはへたり具合は早いですが、大きく沈み込み、包まれるような感触が好きな人におすすめです。
まとめ
ソファベッド用ウレタンは、寝心地を大きく左右する重要な材料です。
ウレタンを選ぶ際は、沈み込み具合が変わる硬さと、底付き感をなくす厚みが重要です。
ソファベッド用ウレタンは、長年使用していると内部の気泡が変形して、必ずへたってしまいます。
へたりを軽減するには、密度の高いウレタンを使用して、座る位置を定期的に変更するのがおすすめです。
好みの軟らかさのウレタンを見つけて、快適なベッドソファを作成してください。
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